知能テストの本当の意味

知能指数測定するテレビ番組は、非常に高い視聴率を集めます。
これは、多くの人が「IQ(知能指数)」に対して、非常に高い関心を持っているということの現われでしょう。多分、みなさんもIQに対して、強い興味を持っていると思います。

知能指数測定するテレビ番組を見て、「俺はIQ130もある。ヤッター」あるいは、「えっ。私はIQ90しかないの?」といったリアクションを楽しむのでしょうが、それはIQの意味を踏まえると、全く本質的ではありません。

知能テストは、知能の低い人を発見するために、作られたものです。

現在、精神科や心理の臨床で最も良く使われる検査が、WAIS(ウェクスラー成人知能スケール)です。これは、1938年にニューヨーク大学の臨床心理士ウェクスラー博士が発表した検査法をもとにしています。

この検査が開発された経緯には、興味深いものがあります。
1914年第一次世界大戦が始まりました。
ヨーロッパを舞台に大規模な戦争が勃発したのです。
これほどの大きな戦争は今までなかったので、どの国も兵士が足りなくなります。したがって、一般市民から兵士を「徴兵」する必要が出てきました。

多くの一般人が、徴兵されて軍隊に組み入れられました。
しかし、中には、軍隊という集団生活に全く適応できないし、鉄砲の使い方も覚えられない人も混じっていました。
すなわち、知能が低い人たちです。
多少、知能が低くても、日常生活は普通にこなせる人は多いものです。
しかし、戦場という限界状況の中でそういう人たちは適切な行動が出来なくなってしまいます。
そうした人に危険な武器を持たせるというのは、他の兵士をも危険にします。
そうした人が軍隊に混じることで、軍の統率も目茶目茶になります。

徴兵の際に、このような不適格者を、効率よく検出する方法はないのか?
ということが、問題となりました。

知的障害者を簡単な検査で調べることはできないのか?
そうした理由で開発されたのが、知能テストなのです。

つまり、知能テストは「知能の低い人を検出する」ことを目的としています。
天才を発見すための検査ではない、ということです。

IQが60なのか70なのかが重要なのであって、130なのか140なのかはあまり意味がないわけです。

低い知能の人を鋭敏に検出するように作ってありますから、高い知能の人に関しては、あまり精度が良い検査とは言えないでしょう。

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